機関車

EF65形

国鉄・JR 直流主要線区

解説

1965年登場。国鉄直流電化区間で、貨物から寝台特急を始めとする旅客列車まで幅広く運用された。平坦線区向けの性能である。JR化後は、各種ジョイフルトレイン牽引向けに専用塗色化された車両もある。

EH210形

東海道・山陽本線ほか 貨物列車

EF65、EF66などの国鉄型電気機関車の置き換えを進めるため、1996年に登場。VVVFインバータ制御を使い、1300トン列車を牽引可能な大出力と省エネ性を両立させた。当初は岡山機関区に配属されたことから、「EcoPower桃太郎」の愛称も名付けられている。

EF58形

国鉄直流各線区 特急つばめなど

解説

1946年に登場。僅か31両が製造された初期型と、量産された後期形では大きく構造が異なる。基本的には旧型のシステムだが、高速性能に優れていたため、昭和中期の東海道線の旅客列車の牽引に大活躍した。お召し列車の牽引機に指定された車両もあった。JRにも継承され、暫くはイベント列車等に使用されたが、2011年に引退。

DD54形

山陰本線等 旅客列車

解説

1966年登場。西ドイツのライセンスを使用した大出力エンジンを搭載。比較的軸重が軽い割に当時では最強クラスの出力を誇り、準幹線線区向けとして福知山機関区に配置された。しかし、車両トラブルが多く、当時の国鉄の技術には手に負えず、1978年、全車両が車両の標準的耐用年数とされる、18年の経過を待たずして廃車されることとなった。

D51

鉄道省→国鉄 各線区

解説

1935年に登場。主に貨物用の牽引機として全国に配置されたが、急勾配線区ではそのパワーを活かして急行などの旅客列車の牽引にも使用された。国内だけにとどまらず、海外用としてソ連、台湾等にも製造され、全製造量数は1184両。これは国内の一形式の機関車としては最多。1975年に一旦引退するが、SLやまぐちなど、復活運転で再び活躍を始めている。