キハ85系
高山本線・紀勢本線など
特急ひだ 南紀 など
解説
1989年デビュー。高山本線特急ひだ、そして紀勢本線特急南紀として現在まで活躍する。「ワイドビュー」の名を冠し、肘掛下から広がる大きい側面窓と、先頭車のパノラマビューから、風光明媚な路線の景色を堪能することができる。ハイパワーな海外製のエンジンを搭載し、大幅なスピードアップも達成している。
313系
JR東海電化路線全線
新快速など
解説
1999年デビュー。JR東海在来線・普通列車の標準型として、国鉄型車両の置き換えを進めた。6両固定編成の、都市間輸送型、ライナー用の特別型から、ローカル線向けのワンマン型車両まで。様々な種類が製造されてきた。ほぼ同一のデザイン、車体構造の気動車バージョンも登場している。
117系
東海地区、関西地区各路線
新快速等
解説
1979年デビュー。それまで急行型が使用されていた新快速の、サービス向上のため投入。競合する私鉄に対抗するため、当時の急行型を上回る客室設備を持つ。JR東海からは2013年に引退したものの、JR西日本ではまだ少数が残っており、新たな夜行列車、West Express銀河に改造されたものもある。
285系
JR西日本・東海
サンライズ瀬戸&出雲
解説
新たな夜行列車サービスの提案として、1998年にデビュー。従来の老朽化したブルートレインのイメージを覆し、爽やかな朝をイメージした外観デザイン。さらに個室を主体とした構成と、エコノミー層にも配慮した客室の設定。また電車ならではの高速走行を活かして、時間短縮も狙った。
キハ181系
国鉄→JR 各特急列車
解説
1968年デビュー。初の特急型気動車であった、キハ80系をベースとしてさらなる大出力エンジンを備え、主に非電化・山岳路線を走る特急列車に使用された。JR化後も、JR西日本を中心に活躍を続けるが、2011年に引退。その後ミャンマーに譲渡され、しばらく現地で活躍するも、現在は運転していない模様だ。
キハ58
全国非電化線区 急行列車等
解説
1961年デビュー。8年間で大量に増備され、SL牽引列車が主だった、非電化線区の優等列車を置き換えた。当初は急行として活躍するも、次第に特急格上げなどにより、活躍の場を快速・普通列車へと移す。JR時代には、大幅な改造を経てジョイフルトレインに改造される車両や、海外に譲渡される車両も出てきた。2018年に引退。
キハ40系
全国非電化線区 普通列車等
解説
1977年にデビュー。全国の非電化線区の普通・快速列車用として登場し、現在もJR東海を除いた各JRで数を減らしながらも活躍している。エンジン出力が低かったこともあり、JR化後に更新され、出力を増強している車両が多い。中には急行として使用されたり、改造を経て特急として使われている車両もある。一部の第三セクターにも譲渡され使われるほか、ミャンマーにも譲渡され、現在も運転されている。
24系客車 夢空間
JR東日本・北海道 夢空間北斗星など
解説
次世代の寝台列車として1989年に登場。横浜博覧会で展示されるところから始まり、夢空間北斗星や臨時列車などで使用された。オリエント急行を参考として内外装を手がけられ、後年、開発される寝台特急カシオペアの開発にもこの意匠は継承されることになった。2008年に営業運転を終了し、ショッピングセンター等へ移設・展示されている。
20系客車
国鉄 寝台特急あさかぜ など
解説
元祖・ブルートレイン1958年に登場。当時は珍しかった、空調設備の完備と食堂車。デビュー当初は「走るホテル」と呼ばれた。しかし、後継となる24系客車が登場すると、三段式の寝台設備は見劣りするようになり、急行や臨時列車等に転用。1997年に引退した。
80系
東海道線、その他 準急等
解説
1950年登場。当時は客車牽引列車が主流で、長距離の電車運転は前例がなかったが、準急などの長距離列車にも充当され、電車列車による長距離運転の基礎を作った。湘南電車と呼ばれる、オレンジと緑の塗り分けもこの列車が最初。以後、国鉄の中距離型電車、急行型電車の塗り分けにも受け継がれた。国鉄飯田線での運用を最後に、1983年に引退した。