N700系
東海道・山陽新幹線 のぞみなど
解説
2007年にデビュー。快適性・速達性を向上させるため、車体傾斜装置を導入したり、客席への電源コンセントの設置(窓側及びグリーン車全席)、喫煙ルームの設置など、東海道・山陽新幹線の新しいサービスモデルを定着させた。2013年には、改良版のN700Aが登場。従来のN700系もそれに準じた改良工事が施されている。
500系
東海道・山陽新幹線 のぞみなど
解説
1997年にデビュー。世界最高速の時速300キロ運転を行うべく、カラスのクチバシのような先頭形状と、丸みを帯びた車体を持ち、独特な外観を持つ。特殊な車両特性が災いして、のぞみとしての運転は2010年限りで終了。その後は山陽新幹線内のこだまを中心に、ラッピング列車としてエヴァ新幹線や、ハローキティ新幹線としてこどもから人気の新幹線として走り続けている。
100系
東海道・山陽新幹線 ひかりなど
解説
東海道・山陽新幹線のサービス向上を目的として、1985年に登場。0系よりも尖った外観に加え、二階建て食堂車やグリーン車、グリーン個室など、新しいサービスに挑戦し、赤字に喘ぐ国鉄末期の中で、新幹線のイメージアップに貢献した車両。JRとなってからも暫くは増備を続けるなど、一時は主力の座に座ったが、高速化の波には勝てず、2012年に引退した。
0系
東海道・山陽新幹線 ひかりなど
解説
1964年の東海道新幹線開業でデビュー。世界でいち早く、時速200キロを超える速度での営業運転を開始した。20年以上の間、製造を続けられたため、様々なバリエーションがある。0系と呼ばれるようになったのは 後継車となる100系が登場してから。晩年は山陽新幹線で短編成のこだまとして走り、2008年に引退した。
E5系・H5系
東北・北海道新幹線 はやぶさ など
解説
2011年3月に運転開始。2013年から日本最速の時速320キロ運転を東北新幹線内で行う。スピードを追求するだけでなく、将来的な北海道新幹線の延伸も見越して、航空機を意識したグリーン車のワンランク上のサービス・グランクラスも初めてこの車両から提供された。
E6系
東北・秋田新幹線 こまち など
解説
2013年に、秋田新幹線でこれまで走っていたE3系の置き換え用として導入。当初はそれまでのE3系列車と区別するために、列車名をスーパーこまちとされていた。東北新幹線内での高速運転に対応するため、先頭車両の定員が減少。これを補うため、それまでの6両編成から7両編成に変更した。2014年からE5系はやぶさと共に、320キロ運転を開始。
E7系・W7系
北陸新幹線・上越新幹線
かがやきなど
解説
北陸新幹線の金沢延伸開業に伴い、JR東日本とJR西日本が共同で開発した。首都圏と北陸新幹線沿線を結び、日本の伝統文化と未来をつなぐという意味から「”和”の未来」を車両のデザインコンセプトとした。新幹線車両として初の、全座席へのコンセント設置が特徴。JR東日本新幹線の最上級サービスである、グランクラスも連結している。
E2系
東北・上越・長野新幹線
あさま、はやてなど
解説
1997年、長野新幹線の開業および、秋田新幹線こまちと併結する、速達タイプのやまびこ用としてデビュー。標準型新幹線として位置付けられ、主に使用されていた200系の置き換えという目的もあり、JR東日本管内の様々な種別・路線の新幹線に使用された。長野新幹線用に、複数の周波数に対応するグループや、東北新幹線の八戸開業時に作られた、乗り心地を改良した車両など、バリエーションは豊富。高速化、新型車両への車種統一の流れもあり現在は数を減らしつつある。
923型
東海道・山陽新幹線
ドクターイエロー
解説
通称、新幹線のお医者さん。1998年デビュー。それまでの0系をベースにしたドクターイエローを置き換えるため、当時最新型であった700系をベースに開発した。高速走行しながら架線やレールの歪みなど、新幹線の安全走行に必要なチェックを行う。